釣り選手権大会

2019年度全国大会 大会結果

シマノ ジャパンカップ 鮎 2019年度全国大会
ダイジェスト

フォトレポート

 

大会前夜の受付では抽選が行なわれ、翌日から始まる4試合全ての対戦相手、入川ブロック、出走順を決定する。

 

 

予選リーグ4試合はA、Bの2つのブロックに分かれて行なわれる。
 

 

帰着遅れはペナルティーとなる。正確な時間合わせは肝心だ。なんといっても1分1秒で釣果が変わり、それが勝敗を分けることもある。

 

オトリ配布前には引き船チェックが行なわれた。

 

冷水病など他河川から菌を持ち込まないように消毒を行なってから入川。

 

スタッフが手際よくオトリを配付していく。

 

オトリ配付後はプールにて出走の待機。

 

ホーンの合図とともに試合がスタートする。

 

2日間とも雨がパラつく時間帯があったが、水位にはほとんど影響せず渇水の状況であった。

 

決勝での舞台となるウインドパーク前は予選では使われず、温存される。

 

中日本大会大会を1位で勝ち上がった佐川健選手。予選1試合目Aブロックでいいスタートを切っていた。

 

予選1試合目Aの最上流部に入った小林正幸選手。釣果が伸びずに苦戦。

 

常に上位争いに絡んでいた野崎秀則選手。惜しくも表彰台は逃したが最終順位は5位と大健闘。

 

前回大会では2位だった髙橋祐次選手。予選リーグ第1試合Bブロックでは2位という上々の滑り出しを見せた。

 

最後までトップ争いの中心にいた小山清二選手。最後は占有率で涙をのんだ。

 

前大会優勝者の楠本慎也選手。予選リーグ第1試合Bブロックでは2位と好発進。

 

予選リーグ第2試合ではBブロック最下流に入り、開始から連続で掛けていた村田寅選手。

 

予選リーグ第1試合は出遅れてしまったが、2試合目ではBブロック2位に入ったシマノインストラクターの小沢聡選手。

 

中日本大会を6位で勝ち上がった椿隆明選手。リズムに乗れていなかったが、予選リーグ第3試合ではブロック3位に付けた。

 

中日本大会を4位で勝ち上がったシマノインストラクターの島啓悟選手。予選リーグ第1試合、第2試合は苦戦。

 

予選リーグ第3試合ではトップを走る加藤光一選手とデッドヒートを繰り広げた末に、見事ブロック1位を獲得した西部俊希選手。

 

スムーズな司会進行は「おとな釣り倶楽部」でもナビゲーターを務めたタレントの田中梨乃さん。

 

全体的に渋い状況だったが、比較的釣果が上がっていたのがBブロックの栗巣川合流点周辺だ。

 

出遅れた島選手だったが、最後に意地を見せ、予選リーグ第4試合ではブロック2位に入った。

 

予選リーグ4試合すべて2位以内という完全な試合運びを見せた加藤光一選手。1尾目の天然を掛けるのが早く、これが好循環を生んでいた。

 

ぶっちぎりで予選リーグをトップ通過した加藤選手。

 

第2試合こそ順位を落としたが、第3試合、第4試合ともにブロックトップを取り、予選リーグを2位で通過した髙橋選手。

 

第3試合、第4試合はブロック1位を取り、後半のスパートが効いて予選リーグ3位に滑り込んだ西部選手。4位の小山清二選手とはポイントでは並んだが、平均占有率が勝敗を分けた。

 

決勝進出を決めた3選手。ピリピリとした雰囲気が伝わってくる。

 

決勝は大会本部前の通称“ウインドパーク前”で行なわれた。雨も止み、舞台は整った。

 

第2ラウンド、Bエリアのプールで群れアユねらいが的中した西部選手。2尾掛けたが、バラしもあり思ったほど数が伸びなかった。

 

第3ラウンドの後半から怒涛の追い上げを見せた加藤選手。

 

第3ラウンドでCエリアに入った西部選手。穂先トラブルに見舞われ、リズムが崩れてしまったのが悔やまれる。

 

髙橋選手、西部選手の検量が終わり、最後は加藤選手。緊張の鼓動がこちらにも聞こえてきそうだ。

 

検量の結果、頂点に立ったのは加藤選手。喜びのあまり思わず拳を天に突き上げた。

 

表彰式ではまず、主催者を代表し、株式会社シマノ 釣具事業部 企画部長の岩渕正和が挨拶を述べた。

 

ご多忙中にも関わらず、郡上漁業協同組合 組合長の白滝治郎様が駆け付けてくださり、お祝いの言葉を頂戴しました。

 

上位3名には優勝と入賞のカップが贈られた。

 

優勝の加藤選手にはチャンピオン刻印入りセイコー・プロスペックス、郡上漁業協同組合様よりアユの木彫り、上位5選手にはIHクッカーピッコリーノが贈られた。

 

上位3選手にはシマノインストラクターの小澤 剛さんからインタビューが行なわれた。

 

 

ジャパンカップの最後を締めくくるのは上位3選手によるシャンパンシャワー。
 

 

準優勝2回、3位1回、4位1回という全国大会常連の髙橋選手。次回は優勝をねらっている。

 

「ベスト3に入れるとは思っていなかった」と、嬉しさを語る一方で、あと一歩及ばず2位の西部選手からは悔しさも垣間見られた。その雪辱を次の全国にぶつけるとのこと。

 

怒涛のまくりで栄冠を勝ち取った加藤選手。「初期の長良川だけではなく、盛期の長良川も攻略したい」と今年の8月に開催される全国への意気込みは熱い。

 

表彰式でインタビュアーを務めたシマノインストラクターの小澤 剛さん。

 

今大会に出場した21名の精鋭たち。