釣り選手権大会

小国川大会 大会結果

シマノ ジャパンカップ 鮎 小国川大会

 

1位 宮原 勝好 選手/2位 佐藤 由幸 選手/3位 木村 洋 選手

日時 2025年7月12日(土)
場所 小国川(山形県)
天候 曇りのち晴れ

2025年7月12日(土)、山形県を流れる小国川を舞台に、シマノジャパンカップ鮎釣り選手権 小国川大会が開催されました。例年、多くの釣り人がその腕を競い合う小国川大会だが、今年は例年にない厳しいコンディションに見舞われました。


ここ数週間、まとまった雨が降らず、小国川はかつてないほどの大渇水状態。これほどの減水は、アユの付き場を限定し、釣り人の戦略を大きく変えることになりました。さらに追い打ちをかけるように、大会前日には気温が急降下。迎えた大会当日の朝は、北東から吹き付ける冷たい「やませ」が体温を奪い、半袖ではいられないほどの肌寒さ。厚い雲に覆われた空、そして風速4~5mの強風が吹き荒れる中、誰もが「今日は厳しい戦いになる」と覚悟を決めていたことでしょう。


しかし、そんな厳しい予測を良い意味で裏切る展開となったのが1回戦。蓋を開けてみれば、トップはなんと21匹、2位も16匹と、渇水&悪天候をものともしない好釣果が飛び出しました。今まで誰も見向きもしなかった意外な竿抜けポイント、あるいは瀬の中の石裏を丹念に攻め抜いた選手が、見事にアユを引きずり出した模様。この厳しい状況で、アユの付き場を見極め、的確に攻められた者が、次のステージへと駒を進めることができました。


25名が勝ち上がった2回戦が始まる頃には、空には厚い雲の切れ間から太陽が顔を出し始め、水温も徐々に上昇。風こそ残るものの、アユの活性も上がり、さらなる好釣果が期待できる状況となりました。そして1時間半の熱戦の末、見事頂点に立ったのは、釣果14匹の宮原勝好選手。なんと宮原選手は、2022年、2023年に続き、3年連続優勝という快挙を成し遂げられました。(2024年は増水のため大会中止)


宮原選手は、2023年大会と同様、本部上流の落差のある瀬に狙いを定め、愛竿のSP競FWを駆使し、瀬のヘチを丹念に攻め抜いて数を伸ばしたとのこと。まさに「経験と洞察力」が光る釣りで、厳しいコンディションの小国川を攻略されました。


大会は厳しいコンディションの中で行われたものの、太陽が顔を出してからは、至る所で天然遡上と思われる小さなアユが盛んにハミ出し、水面を跳ねる姿も多く確認できました。このまま一雨降って水量が回復すれば、今年の小国川は、きっと素晴らしい釣果を約束してくれることでしょう。


見事、3年連続の小国川大会優勝を決めた宮原勝好選手を含め、計 8名の選手がセミファイナル大会への出場権を獲得されました。

フォトレポート

 

受付

 

小国川漁協 伊藤欽一組合長ご挨拶

 

1回戦 競技説明・選手集合

 

1回戦 オトリ配布

 

1回戦 オトリ配布

 

大会風景

 

1回戦 検量

 

1回戦 検量

 

2回戦 競技説明・選手集合

 

2回戦 オトリ配布

 

2回戦 オトリ配布

 

2回戦 検量

 

2回戦 検量

 

1位 インタビュー

 

セミファイナル進出者

 

最上町 高橋重美町長ご挨拶

 

最上町 鮎贈呈

成績表

成績表はこちらからご覧いただけます。(PDF形式)


※敬称略
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