ステファーノグランプリ2022

  • 大会レポート

剱崎・松輪地区予選A

剣崎地区A予選の予選通過者の皆さん

剣崎松輪港の前に集合し、合図とともに釣り場へ走る

日時 2022年11月8日(火)
場所 神奈川県 剱崎・松輪地区予選A
天候 晴れ
風向 北東微風

予選ラウンド3戦、最終戦は11月7~8日、神奈川県三浦市剣崎松輪港にて2日間にわたって行われた。会場は港内駐車場の特設会場で、6時から受付開始となった。2日間とも晴れ、風も穏やかで絶好のカワハギ釣り日和となった。


 

剣崎松輪港、駐車場内に設置された特設会場

港内で待つ大型船に乗り込み、出船時間を待つ

 

 

関東屈指の遊漁船数を誇る剣崎松輪港、ほとんどの船が探見丸搭載船なのも釣りファンにとってはありがたいかぎり。3戦目の参加船は瀬戸丸、大松丸、伝五郎丸、棒面丸、丸又丸、佑幸丸の6船、参加者は102名となった。今回も釣ったカワハギの総枚数、上位3名が決勝進出となるルール。予定どおり7時前から開会式、7時過ぎに出船となった。

 

釣り場が近いので7時半には釣り開始となった

剣崎沖の水深は20メートル前後

朝のうちはアタリがあったが、
徐々に渋い展開に

 

 

剣崎松輪港出船のカワハギ釣り場は、西は城ケ島沖、東は鴨居沖まで幅広いものの、今期は西の釣り場が出遅れ気味。したがって剣崎沖、下浦沖、鴨居沖などがメインとなるが、船長の釣り場選びも見どころの一つ。多くの船は航程5分の剣崎沖からスタートしたが、一部は鴨居沖まで走ったようだ。

 

 

一気に鴨居沖まで走った船も

まれに一荷釣りもあったが……

 

 

この日は大潮回りとあって潮が速く、釣りづらい状況。ほとんどの船が狙った剣崎沖は荒根を攻める場合が多く、根掛かりに注意が必要。加えてベラやキタマクラなどのゲストも多く、これらをいかにかわして本命のアタリを取っていくかが勝負の分かれ目となる。

 

 

剣崎沖は根掛かりとゲストとの闘いでもあった

総合2位となった稲見さんは兵庫県からの参戦

 

 

釣れ上がるのは20センチ前後の良型中心、中には30センチ近い大型も掛かってきて、バラシも目立つ展開に各選手一喜一憂。ただ潮の速さは終日衰えず全般的に喰い渋りとなり、各船頻繁なポイント移動の繰り返しとなる。その中で、思い切って航程約30分の鴨居沖まで走った船が好釣果を上げたようだ。

 

すでに予選通過の権利を持っている
宮本英彦さんは余裕の釣り

大松丸の最大はでっぷり太った29センチ

鈴木由美選手、胴の間の不利な釣り座ながら、
宙の釣りで総合優勝を決めた

 

 

実質4時間強の短時間決戦で、納竿は12時。ただちに船上にて検量が行われ、帰港後集計作業。予選ルールどおり各船3位まで(同数の場合は4人まで)が決勝進出の権利を獲得。また各船横取り方式で6船のトップの中から上位3名(同数の場合はジャンケン)が総合入賞者として表彰された。その結果、瀬戸丸乗船の鈴木由美選手が12枚を釣って、今大会初の女性総合優勝者となった。

 

鴨居沖の釣り場は良型ぞろい、
一荷釣りを見せた田中義博選手

大松丸で2位となった田口誠治さんは
不利な席を克服

表彰式の最後はお待ちかね、
恒例のジャンケン大会

総合順位

順位 選手名(敬称略) 船名 釣果(枚数)
1 鈴木 由美 瀬戸丸 12
2 稲見 清士 大松丸 9
3 平賀 精一 佑幸丸 9

規定により、ジャンケンにて順位を決定。

 

 

優勝 鈴木由美(写真左)12枚
「竿はMH、ハリはオール吸わせ系(くわせ)5.5号6センチ、上部に0.5号の中オモリでした。私の釣り方は宙釣りがほとんど、この日もオモリが底に着いたら竿一杯分上げてゆっくり落とし込み、アタリのあった所で止めてフワフワさせるという釣り方で釣りました。胴の間の釣り座でしたが、うまく宙がハマったと思います」
2位 稲見清士(写真中央)9枚 
「竿はMH、ハリは吸わせ系(くわせ)4.5号10センチ、中オモリ2.5号ラトル入り、下部にケミホタルでした。まず底から1メートル上げ、ゆっくり誘い下げていき、アタリがあったらステイ、または落とし込んで底で喰わせる釣り方でした」 
3位 平賀精一(写真右)9枚 
「竿はステファーノリミテッド175、ハリは吸わせ系7.5、8号でした。剣崎沖は根掛かり、ゲストも多いので底から50センチほどのチョイ宙で誘いを繰り返し、ゆっくり落とし込んだりする釣り方です。運よく28センチの大型も釣れました」 

瀬戸丸

順位 選手名(敬称略) 釣果(枚数)
1 鈴木 由美 12
2 橋本 祐治 10
2 石田 和寿 10
2 工藤 良之

10

規定により、ジャンケンにて順位を決定。

 

※撮影時のみマスクを外して撮影しております。

 

 

大松丸

順位 選手名(敬称略) 釣果(枚数)
1 稲見 清士 9
2 田口 誠治 8
2 宇津木 泰史

8

 

 

※撮影時のみマスクを外して撮影しております。

 

 

 

伝五郎丸

順位 選手名(敬称略) 釣果(枚数)
1 鈴木 渉

8

2 野田 泰弘 6
3 荒井 良乃介

5

3 高橋 敦文 5

同点3位の大野選手は既に決勝進出権を所持しているため、規定により、荒井選手と高橋選手が決勝進出。

 

※撮影時のみマスクを外して撮影しております。

 

 

棒面丸

順位 選手名(敬称略) 釣果(枚数)
1 高槻 慧

6

2 鈴木 大助 6
3 伊藤 誠二 5
3 菅澤 哲一 5

規定により、ジャンケンにて順位を決定。

 

※撮影時のみマスクを外して撮影しております。

 

 

 

丸又丸

順位 選手名(敬称略) 釣果(枚数)
1 粕川 晃

6

2 津田 甲斐 6
2 守屋 裕司 6

規定により、ジャンケンにて順位を決定。

 

※撮影時のみマスクを外して撮影しております。

 

 

 

佑幸丸

順位 選手名(敬称略) 釣果(枚数)
1 平賀 精一

9

2 井上 達夫 8
2 村田 直樹 8

 

 

※撮影時のみマスクを外して撮影しております。