ステファーノグランプリ2022

  • 大会レポート

剱崎・松輪地区予選B

剣崎地区B予選の予選通過者の皆さん

前日の情報を元に釣り場を決める。船長が頭を悩ます開始直前の時間

日時 2022年11月9日(水)
場所 神奈川県 剱崎・松輪地区予選B
天候 晴れ
風向 北東微風

泣いても笑っても今回が最後の予選ラウンド。昨日同様、天気は快晴、ナギの釣り日和となった。今回にかぎってすでに予選通過の権利者も多く、参加者にとっては有利な条件にあるものの、権利者の多い船に当たるどうか、すべては釣り座抽選の運にもかかっている。

 

 

コロナ対策も万全。
受付前の消毒と競技中もマスク着用で

開会式は前日同様、松輪港の特設会場で

最後のルール説明にも力が入る

 

さすが多くの遊漁船を抱える港、前日とはガラリと変わって、あまさけや丸、一義丸、喜平治丸、新徳丸、成銀丸の5船が参加、当日の参加者は92名である。前日同様、6時から受付開始、7時前開会式、7時過ぎ出船という流れとなった。

 

 

乗船者15名以上は上位3人、15名未満は上位2人が予選通過
(あまさけや丸のみ)

新徳丸は終始剣崎沖を攻める作戦に

 

さて当日は、前日の釣況からみてどの釣り場もそれほど釣果に差がなかったとみて、ほとんどの船が剣崎沖水深20~25メートル前後からのスタートとなった。鴨居沖はいくぶん釣況がよかったものの、往復1時間近い航程は釣り時間に影響する。このあたりがポイント選びの難しいところだ。

 

 

剣崎沖付近にはカワハギ乗合船も集結

一義丸は鴨居沖まで走った

 

剣崎沖は相変わらず潮が速く、カワハギも沈み気味。船長の話では潮が緩んだタイミングで口を使うとのことだが、当日は終始潮の流れが収まることはなかった。全体的にアタリの数も昨日より少なく、各選手我慢の釣りを強いられる。

 

 

総合優勝を決めた鈴木孝選手は
一荷釣りも見せた

大型が目立ったぶん、バラシも多かったようだ

鴨居沖では34センチのメガサイズも上がった

 

アタリの少ない日はサイズもひと回り小さく、剣崎沖ではめずらしいワッペンサイズもかなり顔を見せたようだ。となれば、ハリの選択、釣り方にも工夫が必要で、竿や仕掛けを頻繁に交換する場面も多かった。

 

 

新徳丸で1位となった石井康夫さんは
すでに予選通過権利者

荒川典彦さんは最後に追い上げ3位で予選通過

剣崎沖はワッペンサイズも多かった

 

12時納竿。すぐに検量となり、13時ごろから表彰式となる。上位に予選通過権利者も数人いて、繰り上げ出場となる選手も多かったのが特徴。各船3~4人(同数多数の場合はジャンケンで最大4人まで)が決勝進出の権利を獲得、また各船横取り方式で5船のトップの中から上位3名(同数の場合はジャンケン)が総合入賞者として表彰。その結果、一義丸乗船の鈴木孝選手が16枚を釣って総合優勝を勝ち取った。今回でステファーノグランプリ予選大会はすべて終了。チャンピオンを目指す熱き闘い、そして最後の決勝大会は12月9日、千葉県勝山港にて行われる。

 

 

総合1位となった鈴木孝さん、数でもダントツだった

この日もジャンケン大会でステファーノ仕様の自転車が贈られた

総合順位

順位 選手名(敬称略) 船名 釣果(枚数)
1 鈴木 孝 一義丸 16
2 鶴岡 克則 成銀丸 11
3 池田 龍也 喜平治丸 11

規定により、ジャンケンにて総合順位を決定。

 

 

優勝 鈴木孝(写真左)16枚
「前日に悔しい思いをしたので、今回は自分の釣りをブレずに通すことを決めました。竿はステファーノ攻H177SP、ハリは吸わせ系(くわせ)5.5号一本槍。釣り方はフル宙、底上から1.5メートルの間を揺さぶり、その間にきたアタリを掛けにいくという釣り方。優勝は鴨居沖まで走ってくれた船長のおかげです」
2位 鶴岡克則(写真中央)11枚
「竿はM、ハリはハゲ3.5号の6と10センチ、上部に中オモリ0.8号を付けました。剣崎沖でも比較的フラットなポイントを攻めてくれたので、キャストして根のある所で止めてゼロテンステイという釣り方、僕の場合は竹岡沖に近い釣り方でした」
3位 池田龍也(写真右)11枚
「竿は軟らかめ、ハリは吸わせ系(くわせ)5号、吸わせ系7号、ハゲ4.5号を使い分けました。チョイ宙で手を止めずに誘い続けます。その最中、アタリがあったら誘い下げながら底で喰わせるという釣り方です」

あまさけや丸

順位 選手名(敬称略) 釣果(枚数)
1 吉村 始 7
1 工藤 良之 7
3 宮崎 将基 6
3 橋本 洋一

6

規定により、ジャンケンにて順位を決定。

また工藤選手は既に決勝進出権を所持しているため、規定により、1位吉村選手・3位の選手が決勝進出。

(なお、3位同点平賀選手も既に決勝進出権を所持。)

 

※撮影時のみマスクを外して撮影しております。

 

 

一義丸

順位 選手名(敬称略) 釣果(枚数)
1 鈴木 孝 16
2 野中 篤 12
2 石曽根 健太

11

 

 

※撮影時のみマスクを外して撮影しております。

 

 

 

喜平治丸

順位 選手名(敬称略) 釣果(枚数)
1 池田 龍也

11

2 内藤 仁 7
3 鈴木 渉

6

4 母子泊 保奈美 5
4 三上 純市 5

鈴木選手は既に決勝進出権を所持しているため、規定により、1位・2位・4位の選手が決勝進出。

 

※撮影時のみマスクを外して撮影しております。

 

 

新徳丸

順位 選手名(敬称略) 釣果(枚数)
1 石井 康夫

10

2 味野 宏介 9
3 堀江 佑樹 6
4 柿沼 健史 5
4 荒川 典彦 5

石井選手は既に決勝進出権を所持しているため、規定により、2位・3位・4位の選手が決勝進出。(なお、4位同点荒井選手も既に決勝進出権を所持。)

 

※撮影時のみマスクを外して撮影しております。

 

 

 

成銀丸

順位 選手名(敬称略) 釣果(枚数)
1 鶴岡 克則

11

2 鈴木 均 8
2 森 英樹 8
4 中根 清己 7
4 赤荻 奨 7

鶴岡選手は既に決勝進出権を所持しているため、規定により、2位と4位の選手が決勝進出。
また4位の決勝進出権はジャンケンで順位を決定。(なお、4位同点鈴木由美選手は既に決勝進出権を所持。)

 

※撮影時のみマスクを外して撮影しております。