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ステファーノグランプリ2022
ステファーノグランプリ2022 決勝大会 千葉県勝山港
今回が最後となるステファーノグランプリ
ステファーノグランプリ2022入賞者の皆さん
決勝戦の舞台は千葉県勝山沖
日時 | 2022年12月9日(金) |
---|---|
場所 | 千葉県 勝山地区 |
天候 | 晴れ |
風向 | 北東微風 |
今回で最後となるステファーノグランプリ、ラストステージの舞台となったのは千葉県勝山港である。天気は快晴微風、カワハギ釣りの実力をいかんなく発揮できる絶好のコンディションに恵まれた。あたりがまだ闇に包まれたころから続々と選手が集まり、6時の受付には一人のキャンセルもなく全員が顔をそろえた。
決勝進出者は4度の予選を経て勝ち抜いた77人。参加船は勝山港所属の庄幸丸、宝生丸、萬栄丸、利八丸の4船に19~20人の乗船である。横取り方式で、各船トップのうち最高枚数を釣り上げた方がグランプリの栄誉に輝くことになる。
緊張の釣り座抽選が終わり、各選手の船と釣り座が決まると6時45分から開会式。7時過ぎに出船となった。
まだ夜も明けきらない6時より受付、抽選となった
受付、開会式場となったのは勝山漁協近くの特設会場
開会式後、各船に乗り込み出船を待つ
7時過ぎに出船
勝山出船のカワハギ釣りの特徴は釣り場が近いこと。港を出てわずか5分の勝山沖、水深10メートル前後に全船が集合したところで、すぐに投入合図が出た。
当地のカワハギ釣りは体長15センチ以下の通称「ワッペン」攻略が決め手。前日までは数十枚の釣果が出ており、各選手もそんな状況を十分心得てタックル、仕掛けも備えていたようだ。ところがふたを開けてみるとアタリさえ遠く、一向に数がのびない。
まずは全船、勝山沖水深10メートル前後でワッペンを狙ったが……
(利八丸船上にて)
ポイントは航程5分ほど、岸にも近い浅場だ
ワッペン主体もアタリ少なく……
動かぬ潮に活性は上がらず、喰いはポツポツ程度
そんな状況にしびれを切らし、いち早く浮島近くの水深25メートル前後へ移動する船も出始める。どうやら潮がまったく動いていないようだ。ここでは中型がメインとなるものの、ワッペン攻略があてはまらず、戸惑いを見せる選手も散見された。
浅場で粘る船、小刻みにポイント移動する船と様ざまな中、終始潮の流れは緩やかなまま納竿の12時を迎えた。各選手は力を出し切った表情で、そのまま船上で検量を受ける。そこは熾烈な予選を勝ち抜いた各選手、最後の闘いに悔いなどあろうはずがない、帰港後は満足げな表情に戻り、表彰式会場に足を向けた。
鈴木孝選手はトップと同数だったが、最大魚で届かず船中2位に
25メートルダチでは中大型も交じった
庄幸丸での釣果
剣崎予選でダントツトップの鈴木由美選手はわずかに及ばず
浮島前の釣り場は根掛かりも頻繁だった
14枚をそろえて利八丸の船中トップだった藤井博文さん
まずは各船の上位3名が表彰されると、いよいよ総合優勝の発表だ。各船トップの中で、なんと2人が16枚の同数。ルールによりジャンケンで勝った庄幸丸乗船の石井康夫選手が総合優勝の栄誉に輝き、10年にわたるステファーノグランプリのラストを締めくくった。
ジャンケンの末に優勝を決めた石井康夫さん、
ガッツポーズで締めくくった
総合優勝者に大会委員長の飯田純男さんがインタビュー
総合順位
順位 | 選手名(敬称略) | 船名 | 釣果(枚数) |
---|---|---|---|
1 | 石井 康夫 | 庄幸丸 | 16※ |
2 | 菅澤 哲一 | 萬栄丸 | 16※ |
3 | 藤井 博文 | 利八丸 | 14 |
4 | 宮本 英彦 | 宝生丸 | 11 |
※規定により、ジャンケンにて総合順位を決定。
優勝 石井康夫(写真左) 16枚
「竿はステファーノ攻H177SP、ハリは吸わせ系6.5と7号、小型のアサリを用意してのワッペン対策です。カワハギが浮いていないので、2枚集寄を付けてチョイ投げし、底トントンでアタリを待ちました。活性が低いのでワッペンサイズでも小さなアタリはハリ掛かりしないので、大きめのアタリのみで掛けていく釣り方でした。最後にジャンケンで勝ったのは本当にラッキーでした」
2位 菅澤哲一(左から2人目) 16枚
「竿は軟らかめ、2枚集寄と0.5号の中オモリ、ハリは吸わせ系7号と袖型(AT)3.5号でした。キャストしてテンションフォール、カーブフォールさせてカワハギを呼び込み、底でアタリを待つ釣り方。これ以外にも色いろな釣り方で少しずつカワハギを拾っていくイメージでした。ジャンケンで負けたのはついていないと諦めました」
3位 藤井博文(左から3人目) 14枚
「竿はステファーノ攻SS175、2枚集寄、ハリは吸わせ系7号、ハゲ系3.5と4号を使いました。根掛かりが多いのでチョイ投げ程度、上から竿を揺すりながら底まで落とし、揺らしたり止めたりという、いつもの釣りに徹したのが功を奏しました」
4位 宮本英彦(写真右) 11枚
「竿はステファーノリミテッドMH175A、吸わせ7号、集寄も中オモリも付けません。キャストしてゼロテン、アタリがきたら掛けにいくという、いつもどおりのタックル、仕掛け、釣り方です。探見丸を使って、底の状況をを見ながら釣ったのはプラスになりました。前評判どおり釣り座も味方してくれたようです」
萬栄丸
順位 | 選手名(敬称略) | 釣果(枚数) |
---|---|---|
1 | 菅澤 哲一 | 16 |
2 | 高槻 慧 | 15 |
3 | 宮澤 幸則 | 14 |
※撮影時のみマスクを外して撮影しております。
庄幸丸
順位 | 選手名(敬称略) | 釣果(枚数) |
---|---|---|
1 | 石井 康夫 | 16 |
2 | 石見 一貢 | 12 |
3 | 熊澤 利泰 |
11 |
※撮影時のみマスクを外して撮影しております。
宝生丸
順位 | 選手名(敬称略) | 釣果(枚数) |
---|---|---|
1 | 宮本 英彦 |
11 |
2 | 井上 達夫 | 9※ |
3 | 石曽根 健太 | 9※ |
4 | 味野 宏介 | 9※ |
※規定により、ジャンケンにて順位を決定。
※撮影時のみマスクを外して撮影しております。
利八丸
順位 | 選手名(敬称略) | 釣果(枚数) |
---|---|---|
1 | 藤井 博文 |
14※ |
2 | 鈴木 孝 | 14※ |
3 | 棚部 裕貴 | 13※ |
4 | 鈴木 由美 | 13※ |
※長寸で順位確定
※ジャンケンで順位確定
※撮影時のみマスクを外して撮影しております。