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第8回 炎月×FREE SLIDE 鯛ラバ CUP
第8回 炎月×FREE SLIDE 鯛ラバ CUP
予選2024 in 北九州大会
1位 太田 孝之 選手/2位 大庭 久明 選手/3位 佐藤 竜二 選手
日時 | 2024年9月8日 |
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場所 | 福岡県北九州市北区 日明港 |
天候 | 晴れ 気温34℃ |
強風のため4度延期された第8回炎月×FREE SLIDE鯛ラバCUP予選in北九州。この異例の延期は、決勝大会が同じ北九州市門司大里で開催されるため。九州のアングラーに決勝大会に参加してほしいとの熱い思いでスタッフが奔走し、決勝大会2週間前に度重なる延期の末に実現。35名の参加者を集め開催することとなった。
大会日は、残暑とは呼べない猛暑が予測されるなか、清々しい夜明けの空の下 四季丸、亀吉、EBISUYA、Queen‘s510、GROOVEの5隻の遊漁船は港に集合し、大会の舞台は整った。
大会開催予定日の風予報が悪く延期となり、さらにその延期日も中止となり、4度の延期で開催となった九州予選大会。ここまで延期したのは、2024年の決勝大会は北九州が舞台であり、北九州アングラーにぜひ参加してほしいとの大会運営スタッフの思いが強くあり幾度となく企画された。そして決勝大会の2週間前になんとか開催となった。
午前5時の受付前には待ちに待った参加者の車が駐車場に次々と入ってくる。5時ジャストに受付開始。タックルチェックを受けたあと、参加者名簿をチェックして参加費を支払い、釣り船と釣り座抽選が行われる。5時35分から開会式、競技説明が行われ、その後は乗船準備にとりかかる。
会場に集合した選手たちは、次々と受付、船割り&釣り座のクジ引きを済ませていく。乗ったことのある船であれば、船長との息も合う。また釣り座のローテーションはないため、よい釣り座を引くことも重要だ。
準備が済んだら、各船へ乗り込んでいく。皆、気合十分の雰囲気だった。
選手たちを乗せた参加艇は、午前6時に5隻そろって日明港を出発した。強風で延期されてきた経緯を払拭するようにベタ凪の海原を疾走し、各船は角島沖を目指した。例年なら1時間半すぎに角島沖に集結したあと、午前8時の大会スタートを待つのだが、スロットルを緩めた船の周りには他の船はない。これは今年のスタイルは異例だったからだ。台風10号の影響が長引き、2週間ほど角島沖に船が出せなかったため、マダイがどこにいるのかという情報が各船ないのだ。そこで船長が話し合って行った作戦は、すべての船がポイントを変えて無線で釣果を報告しながらベストなエリアをあぶりだして集結するというものだった。
無線で全船各々のエリアにスタンバイできたことを確認して、午前7時56分大会開始のフォーンが鳴らされた。取材で乗船した四季丸には、ゲストのシマノインストラクターである折本隆由さんも乗り込み、参加者8名で釣り座を広くとれるのがうれしい。四季丸は、ナチュラルドリフトの「ドテラ流し」をチョイスしたが、他船ではシーアンカーのパラシュートを使う船もあるようで、どのスタイルがベストなのかも探りつつ釣果を目指していく。
当日は、船長もどのポイントが良いのか、どんな流し方が良いのか? 時化続きのために分からないといった状況。もちろんそれは選手たちも同じ。いろいろと試して探っていく。
しばらくすると、参加者にアタリが出始めた。底付近でヒットしてくるものが多く、サイズ的にはキープサイズ25㎝をクリアしているものの小型サイズ。ビッグサイズを目指して各自色を変えたマーカーを付けて生簀に入れていく。このまま釣果が延びれば、その中で大物もヒットしてくると期待が膨らむ。しかし各船からの無線を聞いていると、1匹2匹と釣れているようだが、サイズが延びない。そこでポイントを移動することとなった。
選手たちにパタパタとヒットが訪れたが、どれも小型サイズ。
小型サイズでも、釣り続ければ大型がヒットしてくることもある。選手は皆、集中して探り続けたが‥‥。
ポイントを移動すると一気に状況が変わった。フッキングする魚種がマダイからアオハタやホウボウなどに変わってしまったのだ。無線から入ってくる魚種もマダイではなかった。ここから各船の奮闘が始まる。午前中は無風で暑さに耐える時間が続く。海水温も28℃と高水温が続いていた。
移動を繰り返しながら無線が飛び交うなか、11時過ぎに3.5㎏釣れましたとの嬉しい釣果報告が入ってきた。しかし釣果の無線に期待が膨らむものの徐々に風が強くなってきた。ドテラ流しでは強い片流れになり、釣り座を移動しながら釣り続ける。しかし、釣れるのは他魚ばかり。残り1時間前に船長が決断しパラシュートを投入。船を落ち着かせてラストチャンスにかけたが、釣果の無いまま13時船長のカウントダウンで大会終了となった。
14時31分日明港に戻り検量を行う。Queen‘s510で2尾釣り上げた太田孝之 選手と大庭久明 選手、1匹で2300gをキャッチした佐藤竜二 選手が上位を独占した。検量にマダイを持ち込んだ選手は12名、3匹持ち込んだ選手は無く、参加艇の1船は釣果無しという結果。厳しい状況だったことが伺えた。
2匹のマダイを持ち込み、優勝を勝ち取った太田孝之 選手。「11時過ぎに3.5㎏のマダイが底ベタで喰ってきた」とコメントを残した。
1位 太田孝之 選手(4580g 船・Queen‘s510)
【使用タックル】
ロッド:エンゲツリミテッドFS-B66M
リール:オシアコンクエストCT200PG
ライン:PE1.2号 リーダー:フロロカーボン4号3ヒロ
タイラバ:ハヤブサ・フリースライドTG125gシュリンプレッド ネクタイ:赤と黄色
2位の大庭久明 選手も2匹のマダイをキャッチ。
2位 大庭久明 選手(2匹4460g 船・Queen‘s510)
【使用タックル】
ロッド:エンゲツリミテッドN-B610ML-S
リール:フォースマスター600DH
ライン:PE1号 リーダー:フロロカーボン4号2ヒロ
タイラバ:炎月・ドテラバクバク80gレッドゴールド ネクタイ:レッドとラバージグ
3位の佐藤竜二 選手。1匹の釣果であったが、3位に入った。
3位 佐藤竜二 選手(1匹2300g 船・Queen‘s510)
【使用タックル】
ロッド:エンゲツエクスチューンN-B66M-FS
リール:エンゲツプレミアム150PG
ライン:PE0.8号 リーダー:フロロカーボン4号2ヒロ
タイラバ:ハヤブサ・フリースライドTGアピールオレンジ120g ネクタイ:オレンジ
そして検量の結果上位6名が、9月21日に北九州市門司大里港で開催される決勝大会への進出権を獲得。また、レディース賞は、塩塚ルミ 選手に贈られ、無事大会は終了となった。次は決勝大会、誰がどんなマダイで優勝を手にするのか楽しみだ。
1700gで4位に入った三重野 孟 選手。こちらもQueen"s510での釣果。
1580gで5位に輝いた緒方健晴 選手。上位がQueen"s510での釣果の中、grooveで釣果を出して5位に入った。
レディース賞に輝いた、塩塚ルミ 選手。
※敬称略
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