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第9回 炎月×FREE SLIDE 鯛ラバ CUP
第9回 炎月×FREE SLIDE 鯛ラバ CUP
予選2025 in 明石・淡路大会
左から2位 和辻 健治 選手/1位 弥谷 和也 選手/3位 山田 祐大 選手
日時 | 2025年6月29日 |
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場所 | 兵庫県明石市林崎漁港 |
天候 | 曇りのち晴 風向・東のち南西微風 |
6月29日(日)、兵庫県・明石〜淡路沖を舞台に、「第9回 炎月×FREE SLIDE 鯛ラバCUP 予選2025 in 明石・淡路大会」が開催された。梅雨明けの晴天に恵まれ、日中の暑さ対策が必須となる中、波も穏やかで、まずまずのコンディションでの大会となった。
大会本部が設けられた明石市・林崎漁港には、受付開始前から続々と参加者が集結。会場周辺では知人同士で談笑する選手の姿も多く、和やかな雰囲気の中にも、予選ならではの緊張感が漂っていた。
各船での受付を終えた選手たちは、本部テント前に集合。大会ゲストの赤澤 康弘さんと田中 梨乃さんからアドバイスとエールが送られた後、競技説明が行われた。その後、選手たちは海豚1号・海豚2号・エビス丸・かな丸・小溝丸・まるかつ・ミツヤ丸・村由丸1号・村由丸2号・村由丸3号の10船に分乗。タックルチェックを済ませ、予定より早めの出船となり、一斉に明石・淡路沖のポイントへ向かった。そして、競技スタートとなった。
当日は乗船する船で受付を行った。
出船前には大会本部前で競技説明などが行われた。
タックルチェックを終えて、出船前に記念撮影。
10船の参加艇は港を出た後、各ポイントへ向かった。
今大会は、25cm以上のマダイ3枚の総重量で勝敗を決定。表彰対象は各船で1位となった計10名の選手で、その10名には決勝大会への進出権が与えられる。船上での安全面を考慮し、釣り座のローテーションは実施されず、流れの変化に応じて“その釣り座でどう攻めるか”が釣果を左右する重要な要素となった。
船長によると、今年は比較的小型のマダイが多いものの、全体的によく釣れているとのこと。群れの回遊タイミングによっては大型が喰ってくることもあるため、小型が主体となる中で、いかに良型を拾っていくかが勝負のカギになると予想されていた。ベイトはエビなどの小型甲殻類が中心で、シャローエリアでの釣りがメインとなるという。
また、ゲストとして参加した赤澤 康弘さんは、選手のサポートも兼ねて「まるかつ」に乗船。
「今日は潮が緩やかなので、明確な時合はあまり期待できませんが、コンスタントにポツポツと釣れる展開になるでしょう。小型が多いようですが、転流のタイミングなどで、深場から良型が出る可能性もあります」と語った。各選手の潮流に応じたリトリーブのスピードや、ラインの角度にも注目していた。
比較的小型のマダイが多くなると予想する関係者が多いなか、「まるかつ」では潮流に応じてポイントを移動しながら、30〜60mラインを中心に流し、マダイを次々とキャッチ。30cmクラスが主体ながら、序盤から40〜50cm級も混じる好調な滑り出しとなり、各選手はコンスタントにロッドをしならせて釣果を重ねていった。
転流後は25cm前後のマダイのヒットが増えたものの、午後になると再び良型が反応するようになり、船上は活気を取り戻した。やり取りの最中にフックアウトしてしまう場面も見られたが、全体的にはよく釣れており、どの船でもハイレベルな戦いが展開された。
当日はコンスタントに釣れ続いた。
朝一番や午後の潮では良型のヒットがあった。
アコウ(キジハタ)やハマチ(ブリの若魚)などゲストの魚も釣れた。
全体的によく釣れており、ダブルヒットするシーンも見受けられた。
ゲストの赤澤さんは「まるかつ」に乗船して選手をサポート。
午後2時には、次々と参加艇が帰着。到着した船の選手から順に、大会本部にて検量が行われた。事前の予想どおり小型が多かったものの、数はよく釣れており、多くの選手が釣果を持ち込んだ。
目立った大型は出なかったが、良型を揃えた選手の姿も見られ、明石・淡路沖の高いポテンシャル、そして出場選手たちの実力の高さを示す結果となった。
帰着した船から検量。全体的によく釣れており、多くの選手が釣果を持ち込んだ。
田中 梨乃さんも赤澤さんとともに大会を盛り上げた。
検量の結果、優勝は弥谷 和也 選手(5.87kg)、準優勝は和辻 健治 選手(5.28kg)、3位は山田 祐大 選手(4.16kg)、4位は吉田 麗花 選手(4.02kg)、5位は大仁 文美 選手(3.70kg)となり、各船1位の10名が9月28日に広島県で開催される決勝大会への進出権を獲得した。表彰の後は豪華景品をかけてのじゃんけん大会も行われ、第9回 炎月×FREE SLIDE 鯛ラバ CUP 予選 in 明石・淡路は盛況のうちに幕を閉じた。
1位 弥谷 和也 選手 5.87kg(かな丸)
【選手のコメント】
「ベイトタックルはロッドが炎月リミテッド、リールはオシアコンクエスト200PG、スピニングタックルはクロスミッションのS66M−S、ツインパワーC3000を使いました。ヘッドのウエイトは45~70gを使い分けました。午前中は苦戦しましたが最後まで諦めずに釣りました。シャローではスピニングタックルで釣りましたが、午後になり水深40mラインを流しているときにベイトタックルに持ち替えて、リミットメイク、サイズアップすることができました。基本スローに探っていきました」
2位 和辻 健治 選手 5.28kg(海豚1号)
【選手のコメント】
「ロッドはエンゲツエクスチューンフィネスモデル、リールはオシアコンクエスト、ヘッドのウエイトは70gを使用しました。底ベタのデッドスローでヒットしました」
3位 山田 祐大 選手 4.16kg(まるかつ)
【選手のコメント】
「スピニングタックルのロッドはクロスミッションBB、リールはヴァンキッシュ。ベイトタックルのロッドが炎月BB、リールがカルカッタコンクエスト100。ヘッドのウエイトはスピニングが45g、ベイトが60g、80gを使用しました。朝は周囲がバーチカルで釣っているなかで、スピニングで鯛ラバをキャストして探り、いいサイズが獲れたのがよかったです」
4位 吉田 麗花 選手 4.02kg(小溝丸)
5位 大仁 文美 選手 3.70kg(エビス丸)
レディース賞に輝いた吉田 麗花 選手。4位入賞も果たしてダブル受賞となった。
決勝大会への進出権を獲得した上位10名。弥谷 和也 選手、和辻 健治 選手、山田 祐大 選手、吉田 麗花 選手、大仁 文美 選手、田原 勉 選手、藤本 武史 選手、川原 広吉 選手、片山 力亜 選手、石川 和男 選手が、決勝大会への切符を手にした。
今大会の参加選手。好フィールドの明石・淡路沖を舞台に熱戦が繰り広げられた。