2025 シマノ鮎ビギナー入れ掛かりフェス

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2025 シマノ鮎ビギナー入れ掛かりフェス 開催レポート

 
日時 2025年7月20日(日)
場所 岐阜県郡上市大和地区 奥長良ウインドパーク
天候 晴れ

2025年7月20日(日)、岐阜県長良川にて「2025 シマノ鮎ビギナー入れ掛かりフェス」を開催いたしました。このイベントは鮎の友釣りを始めて3年くらいまでの初心者と未経験者を対象に、シマノのインストラクターが初歩の初歩から釣り方をレクチャーするというもので、今回で2回目の開催となります。昨年は荒天のため中止となりましたが、今年は好天に恵まれ無事に行うことができました。

 

会場の奥長良ウインドパークには、全国の各地からフレッシュな鮎釣りビギナーが集まりました。参加者の総勢は45名。親御さんと一緒にエントリーした10代の若い参加者も見られ、2回目を迎えたこのイベントが多くの鮎釣りビギナーへ認知されるとともに、友釣りという日本古来の釣りに、多くの人が興味を持っていることがうかがえました。

 

このイベントでは、シマノの鮎竿の体験も行いました。なかなか実釣で試すことのできない鮎竿。気になる1本に触れるのを楽しみにしていた方もいらっしゃるようです。

 

午前8時より受付を開始。参加者にはオリジナルTシャツとステッカー、リストバンドが配られます。その後9時より、田中梨乃さんの司会進行でイベントがスタートしました。

 

今回講師を務めるのは、小沢聡さん、小澤剛さん、坂本禎さん、島啓悟さん、猿渡俊昭さん、小林優太さん、村上しづかさん、渡邉宗平さん、尾関健吾さんの9名。自己紹介の後、インストラクター陣の軽妙なトークで参加者の緊張感がほぐれたところで、いよいよレクチャータイムのスタートです。

 

講習は、午前と午後の2部構成。友釣り初体験の「未経験グループ」、友釣りを始めたけれど、ハナカンのセットなど一連の動作に自信がない「釣るまでグループ」、ひととおり友釣りを経験した「ステップアップグループ」の3グループに分かれて行います。

 

未経験グループでは竿や仕掛け、装備に始まり、オトリを泳がせてなぜ鮎が掛かるのかなど、友釣りのイロハを講師が丁寧に説明しました。これまで鮎竿に触ったことさえなかった人も、午後の部に入る頃には実際にオトリをセットして竿を出せるようになり、殆どの方が人生初の鮎を釣り上げていらっしゃいました。

 

「釣るまでグループ」はハナカンのセットからオトリの誘導、取り込みまでの動作をスムーズに行うコツをレクチャーしました。実釣では講師がひとりひとりの釣りを見ながら的確にアドバイス。参加者からは「引き抜きに自信がつきました」「流れに対する糸の角度の大切さがわかりました」などの声が出ていました。

 

ステップアップグループは全員が経験者ということもあり、はじめから川に入って実釣でのレクチャーとなりました。この日の長良川は、直前に降った雨の影響で少し水が高い状況。押しの強い流れの中で、どのポイントを狙い、どのようにオトリを操作すればよいのかといったように、より実戦的なアドバイスが中心になりました。

 

どのグループも参加者の熱量はかなりのもの。レクチャー中は参加者のほうから積極的に質問する場面も見られました。

 

14時からは、前回でも好評だったインストラクター5名による模擬試合を行いました。「遠慮なく近くまで来て、釣りを見てくださいね」という小澤剛さんの呼びかけもあって、参加者は間近で名手の釣りを見学。太い流れに立ち込み、次々に鮎を掛けていくインストラクターの姿に、各所で感嘆の溜息が漏れました。1時間にわたる名手の競演では、オトリ込み11尾を釣り上げた小澤剛さんが勝利しました。

 

15時30分から行われた閉会式では、インストラクターが一日を振り返って感想を語り、和やかな雰囲気のなか、お開きとなりました。
友釣りは初心者からすると敷居が高く、なかなか“初めの一歩”が踏み出せない釣りとよく耳にします。
「友釣りをやってみたいけど何を揃えればよいかわからない」
「友釣りを始めてはみたけれど、なかなか釣れない」
このような方にとって、このイベントが今後の楽しい鮎釣りライフの手助けになれば嬉しく思います。
また開催される折には、多くの皆様のご参加をお待ちしています。

フォトレポート

会場となった長良川の奥長良ウインドパーク下。ジャパンカップの全国大会も行われた有名エリアです。

 

午前8時より受付を開始。今回は10代の若い鮎釣りファンも参加してくださいました。
 

 

参加者には特典としてオリジナルTシャツ、ステッカー、リストバンドが配られました。
 

 

イベントのタイムスケジュール。レクチャーはお昼の休憩を挟んだ2部制で行われます。

 

イベント中はシマノの鮎竿の体験を行いました。気になる1本に触れるのを楽しみにしていた方も多かったようです。

 

小沢 聡さん

小澤 剛さん

坂本 禎さん

島啓 悟さん

猿渡 俊昭さん

小林 優太さん

村上 しづかさん

渡邉 宗平さん

 

尾関 健吾さん

司会進行を務めたタレントの田中 梨乃さん

 

「未経験グループ」は、必要な道具、友釣りの仕組みといった基礎から丁寧に説明。一度も鮎竿を握ったことがない人でも安心してご参加いただけます。

 

準ビギナーの「釣るまでグループ」では、ハナカンの通し方やオトリの誘導法など基本的な所作を見直し、一連をスムーズに行うコツをレクチャーしました。

ひととおり友釣りの仕組みを理解している「ステップアップグループ」は、初めから川へ入ってインストラクターから実戦的なアドバイスを受けます。

 

引き抜きのレクチャーでは、小沢聡さんお手製の「引き抜き強化ゴムホース」が大活躍しました。鮎と同サイズ、同重量のゴムホースを玉網で受け、引き抜きの感覚を養います。

 

 

午後の第2部からは、3つのグループすべてが実釣のレクチャーに入りました。実際にポイントを見ながら、インストラクターから適切なアドバイスを受けられます。

 

 

 

実釣レクチャーでは各所で鮎が釣れました。未経験グループの方にとっては人生初の記念すべき1尾。美鮎の里・長良川に笑顔が弾けます。

 

レクチャータイム後は5名のインストラクターによる模擬試合を行いました。参加者は名手の釣りを間近で観戦。鮎が掛かるたびに感嘆の溜息が漏れました。

 

 

和やかな雰囲気のなか、第2回目の鮎ビギナー入れ掛かりフェスが閉幕しました。また開催される折には、多くの方のご参加をお待ちしています。