2022.04.28

JAPAN CUP へら

SDGsを見据えたへらぶな釣りへの取り組みについて

株式会社シマノ
釣具事業部

お客様各位

平素は弊社製品をご愛顧賜り誠にありがとうございます。
また、各種イベントへのご支援ご協力をいただき、重ねて御礼申し上げます。


さて、SDGsのGoals No.14【海の豊かさを守ろう】に『水産資源の持続生産維持』というターゲットがございます。
そこで弊社では、5年後10年後、さらにその先まで見据えた取り組みが必須と判断し、弊社釣イベントのシマノ ジャパンカップ(へらを除く)において、2022年度開催分から資源保護を目的とした競技ルール(匹数制限やハリ数制限等)や運営(競技時間の短縮やリリース等)を変更する運びとなりました。

一方で、へらぶな釣りはその特性上、現状維持といたしましたが、この釣りにおきましても改善できる部分がございます。
それは、ハリ外し後のタモ置台での空中放置を無くすことです。

 

へらぶな釣りにおける、ハリ外し後のタモ置台での空中放置につきまして、以下の要領で改善を図らせていただきます。

 

競技の世界におきまして勝つためには、早い打ち込みによる時合いの持続やリズムの維持が重要であることは理解できます。しかし、場合によっては、エサ付け(10数秒)のみならず、ハリス交換(数10秒)まで空中放置の状態で行なう場合がございます。

 

これらは、弊社関係者におきましても、競技中のみならず普段の釣りでも同様にされてる場合が多々ございます。へらぶなは比較的弱い魚です。だからこそ、へらぶなを愛しへらぶなに優しく、へらぶな釣りを愛する気持ちを抱くことが大切であると考えます。
長年に及ぶ行為を変えるのは、なかなか困難な部分もございますが、小さなことの積み重ねで、へらぶな釣りの持続可能を願って、今年1年をかけて啓発していこうと考えます。

 

来年、2023年のシマノ ジャパンカップからは『ハリを外したら即フラシへ』というルールといたします。そして、競技以外でもこの状況がスタンダードとなることを期待いたします。皆さま方のご理解ご協力を切にお願い申し上げる次第でございます。