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第7回 炎月×FREE SLIDE 鯛ラバ CUP
予選2023 in明石・淡路大会
1位 森田 竜也 選手/2位 和田 明雄 選手/3位 福永 千晃 選手
日時 | 2023年6月18日 |
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場所 | 兵庫県 明石市 林崎漁港 |
天候 | 曇り時々晴 |
風向 | 南東微風 |
10月14日に行われる決勝進出権をかけた大事な予選会。舞台となるエリアは、決勝と同じく明石、淡路沖。前日までの梅雨の中休み的な快晴から曇天微風と、鯛ラバ日和ともいえる天候に恵まれた。乗船する各船で受付を済ませた選手が、大会本部となる明石市林崎漁港に次々と集まると、知人と談笑をする選手、ひとり集中力を高める選手と、期待と不安が入り混じる、大会らしい雰囲気が会場を包み込んでいた。
決勝進出となるのは、各船での釣果3匹の総重量トップ11名と、各船2位のうちの上位2名の計13選手だが、海豚1号、2号、村由丸1号、2号、3号、エビス丸、かな丸、耕栄丸、小溝丸、ミツヤ丸、ふじえの11船に乗り込む計132名もの参加者が釣果を競うとあり、かなりのハイレベルな争いが予想された。
大会ゲストの赤澤康弘さん、冨士木耶奈さんからのコメントや注意事項などの競技説明、各船でのタックルチェックを終えたAM5:45に出船。漁港沖に一時停泊し、10分後、それぞれの船がファーストポイントを目指し、一斉に動き出した。
乗り込む船で受付を済ます。参加者は132名と多く、淡路島をベースとする船も。
出船前の競技説明では、赤澤さんからアドバイスも送られた。
競技説明後、船に乗り込みスタートを待つ。
しばしの静寂の時間。開始の合図が鳴らされると一斉に船が動き出す。
舞台は決勝と同じく明石、淡路沖だ。
明石、淡路沖の鯛ラバ釣りでキーとなる場所は、やはり潮の動きがより複雑となる明石海峡大橋周辺だ。選手を乗せた船だけではなく、釣法やターゲットを超え、多くの釣り船が集まるエリアへの入るタイミング、地形などによる詳細なスポット選び、そこへの細やかなセレクトと、釣り人の対応力が問われることになるが、もちろんあえて込み入った場所には入らないという選択もある。
シーズン的にはアフタースポーニング期かつ大潮。大会時間中は下げのみであることから、朝の時合をメインにした早い時間帯での釣果の集中が予想されたが、当日は朝の潮が思った以上に緩かったこともあり、全体的に喰い渋り傾向に。時間帯よりも、潮の動きが複雑かつ速いスポットで、水深やボトム形状にアジャストした鯛ラバのウェイトやネクタイの太さ、カラーなどのセレクトが重要になった。
また今回、釣座ローテーションがなかったこともあり、それぞれの釣座に応じてタックルや釣法をマッチさせることも要求された。多くの項目を同時に考えてこなしていく、頭と体をフル回転させることが必須となったが、それぞれの選手がいかんなく力を発揮し、リミットメイクをはじめ、多くの船で良型を手にすることができた。
明石海峡大橋の周辺エリアにはスタート直後から多くの船が滑り込んだ。
船中で1度バイトが出るとそれが続き、海豚1号では絶え間ない釣果となった。
優勝者した森田さんが勝利を確信した2匹目の良型。釣り上げたのはPM12:40だった。
PM2:00の帰着時刻に合わせて次々と船が戻ってくると、検量が開始される。各選手が釣果を手に本部の検量所に訪れ、自らのウェイトを確認。全ての選手が検量を終えると表彰式へ。インスタ賞、レディース賞、大物賞に続き、決勝進出者となる10名の選手が呼び出された後は、いよいよ上位3位の発表。
3位は5,390gでレディース賞に輝いた福永 千晃 選手。2位は大物賞となる68.5cmを入れた6,410gの和田 明雄 選手。そして2匹の良型と3匹を確実に揃えた森田 竜也 選手が7,550gで圧勝。いずれもアフターを意識したボトム周辺での釣果だった。
帰着後は検量へ。多くの選手が鯛を手にしていた。
大会の様子を投稿した選手の中から3名にインスタ映え賞が贈られた。
大物賞の和田 選手(写真左)とレディース賞の福永 選手(写真右)が2位、3位となった。
優勝 森田 竜也 選手(写真中)7,550g
「ロッドはエンゲツBBで、リールはカルカッタコンクエスト200。90gのタングステンでスピーディに落としてボトムを中心にネチネチとやっていたらアタリがありました。最近はイカ釣りをよくやっていて、それがあまり釣れず、その釣り方が底ネチネチで、今日も朝は渋かったので同じようにやってみたら釣れました。厚みのある大きめのネクタイで2匹、ラスト1時間くらいで最大サイズが獲れて、なんとかなったかなと。勝負は別としても、楽しく釣りができたのでよかったです。」
2位 和田 明雄 選手(写真右)6,410g
「ロッドはエンゲツBBの69ML-S/2、リールはバルケッタプレミアム。鯛ラバはタングステンヘッドの75g、ネクタイは大きめです。午前中に大きいもの(大物賞)が釣れました。ホームの串本でやっている釣り方で、巻き上げではなくボトムをズルズルとデッドスローで引きずっている最中でした。ひょっとしたら勝てるかなと思ったのですが、検量でもっと大きいのを持っている人がいたので『優勝ですね』と声を掛けました。」
3位 福永 千晃 選手(写真左)5,390g
「ロッドはエンゲツTTで、リールはカルカッタコンクエスト100です。75gのタングステンヘッドに赤と黒のネクタイです。キャストして底まで落としてから2~3回巻いているとモゾモゾとバイトがありました。確信があったというか、キャストすると釣りをしている感があるので単純に好きなんです。鯛ラバは好きでよくやっていますけど、3位になれるとは本当に思わなかったです。嬉しいよりも恥ずかしいです。」
※敬称略
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