(グレ)釣り選手権大会

全国大会 大会結果

シマノ ジャパンカップ 磯(グレ)全国大会 ダイジェスト

フォトレポート

 

 

試合前日、ホテルのフロント前で翌日からスタートする4試合の抽選が行なわれた。
 

 

 

大会初日の早朝はマキエ作りからスタート。スタッフは選手のサポートにまわる。また、タックルチェックは試合ごとに行なわれた。
 

 

せいわ、むさし、増栄丸の3船に分かれて渡船。
 

 

 

1組の対戦カードに対して基本的に1名の審判が同行。審判業務のほか、磯の説明、荷物移動、磯の清掃を行なう。
 

 

 

 

 

 

第1試合、エーバナで行なわれた幸喜一樹選手と小堀敬太選手との若手対決。開始早々、40㎝オーバーを釣り、いいスタートを切った幸喜選手。深く入れすぎるとイサキがヒットする状況だったため、浅ダナに切り替えた。グレのいるタナをいち早く見つけて、止めて釣った幸喜選手が逃げ切った。
 

 

6尾目が釣れたらその場で入れ替えをしなければならない。

 

風防を設置し、風の影響をシャットアウト。検量はデジタルスケールを用いて正確に行なわれる。

 

 

 

 

 

 

 

第2試合の注目は前々回大会から負けなしの友松信彦選手と江藤義紀選手との試合。手代の地に渡ったが、ほとんど潮が利いていない時間帯で、両者とも苦戦。決定的な1尾が出ず、試合は僅差の戦いになった。181g差で友松選手の勝利。
 

 

 

友松選手が持ち込んだ検量道具がテンビン。入れ替え候補はバッカンのファスナー部に引っ掛けて、すぐに検量できるようにしていた。正確かつ素早い検量がこの勝負のカギとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第3試合ナガセで行なわれた森井陽選手と小堀選手との戦いに密着。前半の早い時間帯に小堀選手が40オーバーを含む良型を複数尾揃えた。前半残り30分ほどは森井選手の独断場。続け様に40オーバーを釣って勝負は振り出しに。最終的に両者5000gオーバーというハイウエイトな戦いになった。92g差で小堀選手の勝利。

 

 

 

2日目は朝焼けが眩しく、決勝を控える最終日に相応しい空模様。コマセ作りを終えたら、選手全員で防波堤の清掃を行なった。

 

 

 

 

 

 

 

連勝中の友松選手と肥田哲也選手との一戦。上がった磯は赤崎鼻。左手のワンドに入った肥田選手が幸先よくタモ入れサイズを釣ったが、友松選手も終了10分前に良型を手にした。後半、ワンド側に入った友松選手。引かれ潮が強かったため、3Bのウキに変更。ウキを半誘導にし、仕掛けをしっかり立てながら流し、ねらい通りの良型をキャッチ。友松選手の勝利となった。

 

 

検量を終えたら魚はすべてリリースした。

 

予選4試合を終えて、決勝に進出したのは谷本鋼紀選手(予選1位)、友松選手の2名。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いざ、最終決戦の舞台、サザエ島の平瀬へ!

 

 

 

 

両者が納得のいく形でエリア決めが行なわれ、ホーンの合図とともに決勝戦がスタート。

 

 

 

選手全員とプレスが勝負の行方を固唾を飲んで見守った。SHIMANO TVの解説は磯インストラクターの森井選手が務めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

開始早々、谷本さんがタモ入れサイズをキャッチしたが、うまくリズムに乗れず。その間、友松選手は40オーバーを混ぜながら、着実に釣果を重ねた。友松選手は規定の5尾を揃える一方、谷本選手は2尾と少し出遅れた。友松選手の優勢で前半戦を折り返した。後半になると谷本選手が追い上げをみせ、クチブトの40㎝オーバーを含む良型を複数釣り、規定の5尾を揃えた。しかし、後半終了の20分前、友松選手が大型をキャッチ。勝利の女神はどちらへ微笑むのか……。

 

 

 

 

検量の結果は友松選手6,504g、谷本選手4,158gで友松選手が5度目の優勝で3連覇達成。最後は、握手でお互いを称えあった。

 

決勝戦に相応しいハイウエイトとなる戦いを見せてくれた友松選手と谷本選手。終了20分前に友松選手が釣ったグレは51cmあった。

 

 

主催者を代表し、株式会社シマノ開発設計部 北島啓吾が挨拶を行なった。

 

ご多忙中にもかかわらず、一般社団法人 五島市観光協会会長の境目 権二様にご臨席賜り、ご挨拶を頂戴しました。

 

今大会でのスムーズな司会進行はタレントの荒井沙織さん。

 

優勝の友松選手にはチャンピオン刻印入りセイコー・プロスペックス、その他の選手にはIHクッカーピッコリーノが贈られた。

 

優勝の友松選手には五島市観光協会から、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』のエコバッグに入った当地の名産品が贈られた。

 

優勝の友松選手、2位の谷本選手には、今大会でご協力いただいた、むさし丸船長より、活きの良い大型の伊勢海老が贈られた。

 

上位3名へのインタビューはシマノインストラクターの森井氏が行なった。

 

ジャパンカップの最後を締めくくるのは上位3選手によるシャンパンシャワー。

 

今大会に出場した24名の精鋭たち